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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

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子衿 詩経国風:鄭風

青青子衿  青青たる子が衿
  悠悠我心  悠悠たる我が心 
  縱我不往  縱(たと)へ我往かずとも
  子寧不嗣音 子寧(なん)ぞ音を嗣がざらんや

  青青子佩  青青たる子が佩
  悠悠我思  悠悠たる我が思ひ
  縱我不往  縱へ我往かずとも
  子寧不來  子寧ぞ來らざらんや

  挑兮達兮  挑たり 達たり
  在城闕兮  城闕に在り
  一日不見  一日見ざれば
  如三月兮  三月の如しEgfwEBbSe_IVe_EwegjSeGUtHH2t5hUVGS.jpg
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  1. 2017/05/10(水) 10:18:17|
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旧作(英訳予定)


Version 3  (2)  (1)


かつて幾つかの白 青を深くする夜 撓いのその極みに枝は折り断たれて
香り はその枝の断面からのものだったのか 立ち止まったそのとき 冬
落葉の重なりが、静かに崩れ風に鳴る音の すべて途絶えて
その記憶として、ぼくは待ち受ける、やがてここに来るものを そしてここから去るものを

(絡みあう枝…虚空にさしのべられながら、互いを求めてもいて…空虚はやがてその外延を朽ち果てさせてゆくのだろうか…衰弱と、そして救済として…)

記憶し、忘れること…雨…風景は遠く煙り、炎天の地鏡を追う駱駝のように、ぼくは歩いているのだろうか…でも、もう求めるものをぼくはもたずに…
砂の音が、聞こえていた
住居の壁が、砂になって崩れてゆく…やがてはこの都市も
きみは笑っているね

(その葉陰…濃く緑の…乾いて、幾たびも陽光に浸食され、この水の器でもあるぼくたちは根元のところで拒まれてもいる。どこにも、ぼくたちの場所はないのかもしれない…)

ぼくも笑うだろう。灰にそそいでゆく雨…水滴は玉になってこぼたれてゆく…灰に拒まれて…でも、樹木の葉は揺れている…風に…そう、風がある…
内に湛えた光の歪みのように、濁る水の流れ…幾条もの、それ自身傷であるかのような
触れること…研ぎ澄まされた金属のように、鋭いその内側に
痛み…痛み ただそれのみの

(感覚は、細分化され微分されて統一にむかうのだろうか…ぼく…そして、きみ…であったことの、かけがえないようにおもわれた傷痕を消してゆきながら…個を超えてゆく感覚として。無数の小さな天使たち…が舞うような金色の埃のなかで)

すこしだけ、顔をあげよう…ただ視線を遠くする、それのみのために…
けれどいま雪崩れてくる風景…街の、人々の、そこに「いる」ぼくたち
いくつもの内側へ…孤立に導かれるように…荒廃へ崩れてゆく混沌から、何かが立ち上がろうとする…いま

(下降する斜線に、刻まれるように疲弊しながら…眠りは死のように求められるだろう…歩き続けるひとたち…丘の上の馬の群から、ぽつりぽつりと置き去りにされる廃馬…その影は長く長くのびてゆく夕暮れ)

朝日にみたされてゆくいくつもの部屋に…微睡む子供たち、その夢
醒めてゆくほかはない日々の遠景
いくつもの壁の眺め…
きみのそのひとつをぼくは知らない
不在であるひとつの壁…

(もう骨格だけになってしまった廃墟のビル…最上階に、窓に使われたガラスが重ねられている。
その積層する一枚一枚に空を映し…崩落の時をまちながら)


水平に飛ぶ雪…春、かつてあった春の遥曳。これから…の春。その未生…ゆるやかに光に、光であるものに裂かれて、ぼくたちは
拡散していくだろう。どこにも属さない、真空の理念として、けれど…
雪の冷たさ…そして、きみの凍えた手の、かすかな
あたたかさ…それだけが不在から漂い離れて
それだけが不在から漂い離れて

(かすかに垂れてゆく草…不意にのしかかるように沈む風…浮揚し同時に切り断たれてゆく草の根…その音。種子…懸架された構造の上部に孤立する象徴から、けれど降りそそぐ銀の雨)

いま、手に受けている雨は、さすかに草のみどりをして…何故?と首を傾けるぼくにきみは言うだろう
…それは野原の、そして街の緑を映してきたから
そうかもしれない、とぼくは思う…けれど、いま、ぼくの何故か震えている手のひらの上で、雨はその緑をさらに淡く透明なものにしてゆく…
どこかに色をさがすことにぼくを誘うまでに

(六角柱に切り取られてゆく光の塔…切られるように薄い透明の壁…飛花である雪の精緻ななにものも含まない六角の稜線。その揺るぎない直線によって示される明確な拒絶…あるいは真空)

緑色に海は揺れていた。夕暮れであるはずの、しかし真昼のような…邪悪な擬態のような光のなかで。水路に入り込む海水…タグボートは赤錆色に塗られて、しかし錆びているわけではなく。ぼくたちはそのタグボートに乗り、遠い鉄骨で組まれた橋を見ている。揺れるデッキのロープを足に感じながら…そして陸に降りる…コンクリートの上の、乾いて細かな砂

(足跡は…獣のようにおさなく散乱して、幾人もののように見えていた。それを吹き払うはずの風は、頭上を吹き、ぼくのところにはおりてこない…足跡…傷痕…迷うことそのものの生み出す傷…いつまでも乾かぬままに、血を滲ませている傷…氷…)

ゆるやかに沈むように浅い緑とその裏の灰白色…そう見ていた路樹は風の鎮まった朝に地上に木漏れ日をひろげている。円形に拡散しようとしながら力尽きて…
そこに落ちている影…影でしかないもの…氷にとりこまれて屈折する光…氷
氷は、うすあおい色をもてるのだろうか

(融けることのない氷を、内側にふかく潜めて…閉ざされた笑いのように…もうどこにもいない…どこにもいないぼくを、呼ぶ声はない 呼ばれないものは、さらに深い不在を漂流するほかはなかった。氷を抱いて…その痛みだけが、かすかに実在を錯覚させてくれるから)


けれども、ぼくは消える…あとかたもなく…だれの記憶にも残らず それはひとつの勝利だ
内側の氷も、ともに消えてゆくのだから
けれども頌詠がきこえる 遠い光 ぼくたちを暖めることのない神
けれどもその無力によって幼子に似た神にむけられた頌詠が

(ぼくは、すこしだけ顔をあげ、あるきはじめる…ゆるやかに尽きてゆくものをみつめて…それがまだ尽きてはいないことをみつめて…氷には、誰にも触れさせないように…さらに深く内側につつんで…やがてそれが雪になる…それが幻想であることを知りながら、それを夢見ることを自分にゆるして、すこしはにかむようにうつむき)

その日、ぼくは雪になるだろう。あなたの髪に触れ、そして消える…ただひとひらの
  1. 2016/11/09(水) 15:06:58|
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何草不黄 何日不後

何草不黄 何日不後 
何人不將 經營四方 
何草不玄 何人不矜
哀我征夫 獨爲匪民
匪兕匪虎 率彼曠野
哀我征夫 朝夕不暇
有芃者狐 率彼幽草
有棧之車 行彼周道
  1. 2015/07/06(月) 19:11:00|
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水のあやなみ Ⅱの38

usa1
たとえわずかであっても、その背が冷えていることの、痛みとして伝わること
伝わることで、かたちを成しゆくなにか。感覚がそこにあることの前に置かれる原感情のようなもの。
言葉もなく身をよせあう死者たちで今ぼくたちはあることの、生にそうている頃の悲しみの模像
「シュミラクラ…なぞるように記憶から立ち上げられた…わたしたち…」
女性の呟きは、けれども透明で明るさを含むように感じられた
その時間の推移。わたしたちの感覚はなにひとつそこなわれていない。いまもなおこの身体の頸木に囚われて


不意に不吉としか思えない感覚が来た
ざわめきでもなく、冷たさや寒さでもない、あるいは貧血してゆく感じでもない
輻輳する夢たちが逃げ場を失って彷徨うように、あまりにも満ちてはじけあうように…あるいは…夢であることの不快…醒めきれぬことの不快
回収されないまま、移ろうものの不快
そのどれでもない気がした
ぼくたちは何かから、逃れられずにいる
「わたしひとりであろうとしたとき、わたしはわたしでなくなる」そう言ったのはだれか

部屋を、わたしたちは眺めていた。湯は滾滾と流れ続けている。かつて氷であったときの記憶を、その水であることにもとどめて
女性がその手を真鍮の蛇口にのび、流れ出す水の勢いをゆるやかにし、湯のコックをすこしひらいた

「ぼくたちの認識は、ひとつのモード…コームアップされた定型化をうけいれているのだろうか.感覚は圧縮され、言語化可能な記憶にまでおとしめられ断片になってゆく」
「いま…雪が降っているわ」
「雪…?」
「光のとどかない、深い海に」


言葉の幽霊たち
「それは幻聴?」

と女性は言った

「わたしたちのからだ…」

「思惟を担う事象としての身体」
ぼくは続けた
「環境の共有がぼくたちの時間をひとつにするわけではないし…逆に空間を隔てているわけでもない…」

ぼくはタオルに手を伸ばした。女性が湯船から立ち上がるのがわかっていたかのように

そして、女性は深い海の底から浮かび上がるように立ち上がった。

テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/06(日) 23:46:28|
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風の日に連れ帰った

2月の花♪

名前を知りません

2113
2114

テーマ:日記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/02/07(日) 16:39:59|
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