MittlereBereich

あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ラグランジェ座標を検索したけれど

ラグランジェ座標を検索したけれど、ひっとは一件。

「…流体では、流れとともに運動する”ラグランジェ座標”という特別な座標系が存在する」

んだって♪

ジョセフ・ルイ・ラグランジェ
スポンサーサイト
  1. 2006/03/31(金) 17:53:15|
  2. 交感神経日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

涸れた川の土手の道に

町からはずいぶん離れたところで、2kmくらい手前に廃墟となった工場があるくらいのひとけのない川の土手。
何故か水を失って、河床が白く乾きひび割れていた。

初夏。広くなだらかな土手は草で覆われている。土手の上の道に、ソフトクリームを売っている屋台のようなものがあった。




ソフトクリーム という赤い文字の書かれた布の籏が、風に揺れている

三色ソフトクリーム というのがあった。

それを頼んで周囲を見渡してみる。少し離れたところに集合住宅群が見える。でも、どことなく荒れ果てている…ひとが住んでいるのだろうか。

「あそこの団地、ひとは住んでいるの?」
「いえ…もう20年前にだれも住まなくなりました…」

そう答えた声が少女の声だったことにすこし驚いて、その声の持ち主をみた。どこかあどけないような小柄の若い女性だった。
その人を、記憶しているような気がする。
誰なのか、思い出せはしなかったけれど。
昔…とても親しかった誰か…

「ここに町があったの?」
「あのときから…ひとがすこしづつ減って…もう住む人はいません。ここに住んでいらしたのでは?」
「いや…よく覚えてはいないんだ」

顔を伏せて、土手を少し降り、草の中に腰を下ろしてソフトクリームを食べ始めた。
寂しかった…とくに理由もなく。

風がさわさわと草をならしながら渡ってゆく。
ソフトクリームは、バニラとイチゴとチョコレートの味がする…そのことも寂しかった。

コーンまで食べ終えて、巻かれていた紙を投げ捨てずにポケットに入れ、ズボンについた枯れ草の葉をはらいおとしながら立ち上がる。

むこうに、涸れた川が見える。

草を踏んであるき、その、もう水の流れることのない川底を、向こうの岸に渡り始めた。

もしかすると、どこかにあるのかもしれない「帰り着く場所」のことを考えながら。
でも、もうそんな場所はどこにも無かったのだ。

だから、どこまでもあるいてゆく。
どこまでも…もしかしたらたどり着くかもしれない

あの海まで


  1. 2006/03/12(日) 17:09:09|
  2. ダークファンタジー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

sym82746

Author:sym82746
sym82746でぐぐっていただければ、わたしのプロフィールがなんとなくつかんでいただけるかも。現在6匹の猫と暮らしています

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

プロフィール

sym82746

Author:sym82746
sym82746でぐぐっていただければ、わたしのプロフィールがなんとなくつかんでいただけるかも。現在6匹の猫と暮らしています

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

blogpet

アナログFlash時計26(アクアブルー)








ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。