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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

重力 その19 身体

身体は老いによって祝われ、土は乾き、鳥たちは遠い、空は冬で、冬ではなく、宙に吊られて過去にすらなれない.光は散乱して伏せようとする目を焼く.焼こうと追いつづけるだろう.わたしの喪われはわたしのものではなく、きりたたれてそこにある.けれども身体の担うものは超克の誇り.わたしではないものの担い.日々をもたぬものへの断罪と祝福.風と息…つたわること.それのみ.たかくひろがる空に放つ、きみへの祈り

獣の冬、まちの底には凍土青く空に響きつつあゆむ陽のなかに
いくつもの鈴は氷つきひびわれでもきみの胸の錆びた銀葉
剃刀と湯舟の真白くて水は流れないままに揺れている髪
吸おうとするのは空虚にみちる果漿匂い無く透明に過ぎて
翅のあるものたちの幻夏ガラスの音を聴きつつあゆむ冬の祝祭
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テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/11/30(日) 14:13:00|
  2. 交感神経日記
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重力 その18 息嘯


川はあさみ魚は去り雲ひとつのみ遷り過ぎ陽もすでに傾き
琥珀色の光衰ゆみたしゆく室内の壁初冬の午後
あかりひとつ閉ざしに似つつふせゆく目は緑に眩む夏のまばゆく
ゆびさきの髪には深くうずめつつ霧深むらむ交じる息嘯は
逃れゆき逃れきれぬまま震え揺らぎなお立ちつくす冬のすさびに


にゃー

ベルイマンの映画にでてくる、リブ・ウルマン Liv Ullmann さんやイングリット・チューリンさんをなかなか官能的かも…と思えば(思えれば)事態は違ってくるかもハンマースホイ展の印象

にゃにゃ

それは、日焼けしない部分の肌の冷たいなま白さのようなものと、産毛の感触と撓う背骨とほどけゆく髪の官能性であって(力説)おんなのこたちにはわからないさ(ひらきなおり)

おとこのこに生まれてよかった

面白いのでここみて Livつながり

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3

そういえば、エアロスミスのファンクラブに入ってましたAEROFORCEONEというの

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%88%E3%82%8A%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%8B%E3%81%A7

この題、誤訳に近いけど…作品にはアメリカ人の女性観の一面が出ていますね

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/11/28(金) 05:29:56|
  2. 交感神経日記
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重力 その17 深緑

そのときわらはの思うよう…無惨やなさても契りは深緑の(求塚)

思考を受けいれる豊饒において、謡曲は比類なく、つまり不条理…に見える…諸事象に充ちてもいるのですが、そこには明晰とは別の透徹した認識…ほとんど直感的あるいは啓示的ですらある認識に溢れてもいる
それは中世と言う時代の精神ともいうべき「切実な求道」の反映ともいえるのですが、それは同時に享楽にすさびをみてしまったのちの哀切かもしれません
慰謝無き果ての、回帰するべき自己を失ったのちの求道


同時に、羞恥の感覚は罪の感覚と結びつき、それは残酷な意思への決意でありえます.それは

時にこの世界にあらわれる無防備な信頼は、しばしば他者の他者であることを突破してしまいます
その無防備な信頼はこの世ならぬものの破壊力を秘めていて…愕然としつつそのときはじめて、ぼくたちは自身の他者性を回復させられるのです

やさしさとは共感力のことでもあるとすれば、それはわれわれの文化のひとつの要素でもあって、裁くことなく、哀れみとともに、かなしみを共有する共感の深さにこそ、日本の文化の特質もあるべきで、共感の構造にこそ、自身が自身でしかない循環と反復と閉塞から、ぼくたちを流出させてゆくのです

と、飛躍したところで

どこまでも一様の青、空に雲などはなくて歩くことはいつかできなくなる秋
こどもたちは疲れてひかりあかるくて傾いてゆく午後赤金の影
くるまのまどにうなだれて眠る父なるものもうそこにはこなかった春の陽
冬の長さたどりつくこともできなく鞄には本たちどまれば死の
腕のうちにつつみつつまれて眠る朝はいつか目覚めなくてもいい朝に

推敲してませんw


テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/11/22(土) 14:52:47|
  2. 交感神経日記
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水のあやなみ Ⅱの30

過去のいくつかの時への追憶が、遡行しそこから折り返すかたちでの再帰として体験できるなら、意識は乖離する
わたしはわたしではなくなるだろう…あるいは別のわたしになってゆくだろう.でも、そのわたしがわたしではないことが、そのときわたしでしかなかったことが、永遠を…そして不滅を担保するのかもしれなかった

あの森の道をぼくたちはあるいていた
手も、つながずに
あの明るい木洩れ陽のなかを
5月…しかし早春の印象が、その光の明るい希薄さにあって

それと同じものであるはずの光が、いまバスタブを満たす水にさしこんでいる

水は満ち、そして流れていた.バスタブはあかるく光を反射し、ぼくたちのからだを白くする.蒼白なまでに…血の気のない死体のように
けれども、呼吸が水を揺らす.鼓動も
何もかわらず、でもすべては変わっていた

「…沈みましょう」
と女性は言った
「…そして水の中で目をひらいて」

ぼくは肯き、ゆっくり頭をしずめてゆく、からだは浮こうとして、足のさきがバスタブの底から離れる。音が聞こえた.暗闇にひかりながら流れ落ちてゆく水の、ほそい硝子のような、その音
ぼくは目をひらいた
女性の顔がそこにあった
頬をすこしふくらませて、笑いたそうにしてぼくを見ている.水の中、あたたかな水はやわらかくて目にしみることはなかった
ぼくたちのからだは重力のくびきを逃れたように重さから解き放たれ、同時に支えを失い、互いに支えあうしかなかった
浮遊…でもそれほどは軽やかではなく、むしろ死体めいてさえいた.ぼくたちは肉であるより骨であるような…だから、互いを抱きよせるようにしたのだろう.顔が触れあうように近くなった

笑ってしまい、口からは泡がこぼれ吹きだされて、ぼくたちは水面に顔をあげた
「息、どれくらい止めていられる?」
と女性がたずねた
「2分くらいかな」
「わたしもそれくらいね…」

「川のこと、覚えている?」
と、女性は言った.濡れた前髪を額にはりつかせて
その髪を、ぼくの指先がかきわけている.女性の目がぼくをみつめていた

「夏の終わり…?」
「ええ」
と女性は微笑んでいる


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  1. 2008/11/21(金) 22:28:45|
  2. ダークファンタジー
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水のあやなみ Ⅱの30

逆光に包まれて、ぼくのからだをつつむ産毛は金色に見えていたし、その沈めてゆくからだには光る細かな泡がまとわりついていた
顔を水からあげてそれを見つめていた女性は、指でぼくの肌についたその細かな気泡をはらいおとすようにして、ちいさく笑う
「…こんなに小さくても丸く感じるわ」
「そうかな…」

ぼくも、自分の腕のこまかな泡にふれてみた.まるさ…というよりも光る白の感覚だった
色の触覚…でも、それは消えてゆくことの感触でもあった
泡…その境界の光…境界によって裂け、そこで屈折し異化され、それでもやわらかな脆さであるもの
うしなわれることによってかたられるもの
その感触
女性の指がのび、ぼくの胸に再び触れた


気泡はぼくのむねからうかびあがり、水面をゆっくり流れてゆく.泡は音もなくはじけて、霧のようにちいさな水を水面を這うように漂わせる
そのしたに、女性の白い肢体が水のあわい色…そう、アクアマリンの色にそまり、湯舟の反射するひかりに揺れている

ぼくはからだを深く沈ませてゆく.それとともに、ぼくのからだからは重さ…が失われてゆく
腕を水の上にあげてゆくと、鉛のように重いのだが
その腕を、ぼくは女性の背にまわした
浮力によって軽くされながら、その背は重く、やはりあたたかかった

伝わるものは、なぜかあわく、吸いつけられてゆくようにその境界を淡くしてゆく.触れる…という感覚ですらないように


「不思議だな…わからなさと混沌のままの感覚の揺れが、こんなにもきみの内側ふかくにいることを感じさせるなんて…水だろうか…水のためだろうか」
「そうかしら」

女性の掌が水をすくいあげ、それをぼくの頭にそそいだ
「洗礼…」
といって女性は笑った
それが不思議に、短く鋭い悲しみとしてあらわれ、消えてゆく
ぼくたちの膝が触れ、かすかに骨のおとがした

「沈んでみましょう」
と女性は言った

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  1. 2008/11/18(火) 23:54:58|
  2. ダークファンタジー
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あの階層構造は…

日本の文学が閉塞するとすれば、それは「不快」の感覚に閉塞してゆくからで、同時に、かなしみに甘美をさぐりあてればひらけてゆくかもしれない
また、痛みに歓喜をみいだせればゆたかになってゆけるかもしれない

ただ、構築にはつねに射像としての傲慢と無神経あるいは配慮のなさをともなうし、それはひとつの戯画として自身に振りかかってくる
それは感覚の共有の可能性を、拒んでもいるから

自戒として、思惟の水準を注意深く確認してゆくこと
無防備をおそれないことは何重の意味でも重要です
ハイデガーが、あれほどまでナイーヴに守ろうとしたものはなんだろう

本は買うときに買わねば、と勢いで買って,お小遣い大ピンチ(18にちまで我慢の日々)

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  1. 2008/11/17(月) 07:32:39|
  2. 交感神経日記
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水のあやなみ Ⅱの29

その真鍮の蛇口からには違いないが、どこか遠いところから湧きだし溢れてゆくような水を、ぼくは茫然と眺めていた.白磁に近い湯舟はひどくゆっくり水にみたされてゆく
手をひたすと、温度はすこし高めのようだった.それでも40℃まではないだろうか

女性はためらうこともなく服を脱いでいった.その背の、紅の蝶のかたちをした傷痕は、緑に…緑の光を帯び、その輪郭を鮮やかに、同時に曖昧なものにみせている
愛した…という言葉が使えるなら、その傷痕をぼくは愛してもいたのだろう

爪先から、女性はからだを沈めていった.うすあおい水のなかで、女性のからだはのびやかに見え、沈みそうになる頭をぼくは手で支えた
髪が水にひろがり揺らめいている
髪も緑色を帯びてみえる
緑色
この部屋にさしこむひかりが緑色なのだろうか
ぼくは窓の外に視線を向ける.光は、むしろわずかに琥珀色を帯びて見えていた.琥珀色、あるいは淡く金色を帯びて…金属のような

かすかに女性はその顔を歪めた.かすかに苦痛を感じてもいるように


水の密度は人の身体とそれほど違わない

だから…水がさざなみ立てば、それはぼくたちの身体につたわってゆく
…なぜ、ぼくたちはぼくたちであるということに苦痛を感じるのだろう

いくたびも感覚は繰り返され、傷痕を残してゆく.いくたびも放たれる「そうではない」という言葉.ぼくがぼくであることの閉塞と荒涼…繰り返されることは、荒れ果ててゆくことなのだから

内包と様態が概念の純化にあらがうなら…切り裂かれてゆくもの
切り裂かれた傷痕こそが、すべてを包み込もうとするだろう


「きみの見ていたぼくも、結局きみ自身の鏡像だったかな…」
「そうかもしれないわ…時間をともにしていた…時間をともにすることを無条件に信頼してもいて
でも、いまは違う.こんなにも近くにいて、こんなにも切り離されている」
「いつか、なにかが浸透しあうのだろうか」
「鏡は鏡のままだわ…ねえ」
女性は視線をぼくに向けた
「なに?」
「水と空気の境界で、わたしはいま切り裂かれている…あたたかな水と、冷えた空気に…魚のように…沈みたいわ…水に.あなたといっしょに」
湯舟はたしかに、二人で沈むのにも充分な大きさと深さがあった

ぼくは立ちあがって服をぬぎはじめた

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  1. 2008/11/16(日) 19:56:41|
  2. ダークファンタジー
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metalic rain その2

覆うものはない血は黒く凝固して髪そして肌に蒼白の色あせた硬さである肌にいま空間に球体は帯電しシナプスからみあいつつ触れることを拒み血は血に匂いあおうとする指は暗く葛の刺のうちにつつむ瑠璃色の傷痕みずからひらけようとして引きつりわななく舌のさきに触れればまるくまるく充ちてゆくみなぎりつつ流れ人形のうちがわの橄欖果の空虚やわらかさのままに水銀の雨の散る街の冬の蝶たち深きより風あやうくもあゆむぼくたちに緑金の冬


中略w



傷痕の傷はふたたびひらきはじめ雨透明の水に光は
球形の目はまなうらにすみれいろの糸の入り交う縁辺に金
サファイアのやすりに磨く舌にふくみ血にわななきぬ深爪のゆび
橄欖の果漿みなぎりつつ埋もれそのさきの尖き舌に触れれば
飛翔する蝶たちの奈落藤色の風木々に斜めに冬の雨いま

緑金ってどんな色?橄欖色に近いのかなあ
金色は好き(←尾張のしゃちほこ趣味)ラピスラズリに混ざっている金色の鉱物ってなんでしたっけ?黄鉄鉱かな

それはそれとしてアザレ=群青なのだろうか

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  1. 2008/11/16(日) 17:00:27|
  2. 交感神経日記
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重力 その16 キアスム

交錯と多義
多義に拡散しつつ、その多義の交錯点および交錯点の集合によって、像に収斂されてゆくこと
あるいは、さまざまに読み取られることの、その推移によって伝えられるなにか
「此何人哉」の「此」は直接には蒼天なのですが、同時に「我」にも及ぶように思われます
(もちろん誤読ですが)
ただ問いかけは、つねに反問として「わたし」に回帰する.それを閉じた回廊にとどめないためにわたしではないあなたを、わたしたちは必要とする
あなたに問いかけ、あなたに問いかけられるとき、そこにあらわれる関係が、わたしをわたしであることの頚城から解き放つのです

なんちって

さーいってみよー

麦の葉の牙めくも冬乾き果てて土埃這う道のあかるく
川浅み乱れて光褪せゆくも淵すむ水に眠る魚たち
撓う背に髪の乱れてとじし目に飛行機雲の散り果てるまで
ひかりあおく獣のふたり背に銀に戯れて噛む夜の上の月
声を噛み震えゆく身のうちにふかくやみを真紅に染めている芥子

発熱中&ちょっと衰弱&おなかいたい ので文語定型になっていたりw
あまり漢字が使いたくない気分であります

詩経「黍離」より(探せば英訳独訳があるかも)和文訳は後日お見せしますね


彼黍離離  かのしょりりたり,
彼稷之苗  かのしょこれびょう。
行邁靡靡  ゆきゆくことびびたり,
中心搖搖  ちゅうしんようようたり。
知我者謂我心憂  われをしるものはわがこころうれうといい,
不知我者謂我何求 われをしらざるものはわれなにをかもとむという。
悠悠蒼天  ゆうゆうたるそうてん,
此何人哉  これなんびとぞや。

彼黍離離  かのしょりりたり,
彼稷之穗  かのしょこれほ。
行邁靡靡 ゆきゆくことびびたり,
中心如醉  ちゅうしんよえるがごとし。
知我者謂我心憂  われをしるものはわがこころうれうといい,
不知我者謂我何求 われをしらざるものはわれなにをかもとむという。
悠悠蒼天  ゆうゆうたるそうてん,
此何人哉  これなんびとぞや

彼黍離離  かのしょりりたり,
彼稷之實  かのしょくこれみ。
行邁靡靡  ゆきゆくことびびたり,
中心如噎  ちゅうしんむせぶがごとし。
知我者謂我心憂  われをしるものはわがこころうれうといい,
不知我者謂我何求 われをしらざるものはわれなにをかもとむという。
悠悠蒼天  ゆうゆうたるそうてん,
此何人哉  これなんびとぞや

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/11/14(金) 10:04:22|
  2. 交感神経日記
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同語反復といえば

まず思い出すのがこれかも

Credo in unum Deum, Patrem omnipotentem, factorem caeli et terrae, visibilium omnium et invisibilium.

Et in unum Dominum Jesum Christum, Filium Dei unigenitum, et ex Patre natum ante omnia saecula. Deum de Deo, Lumen de Lumine, Deum verum de Deo vero, genitum non factum, consubstantialem Patri; per quem omnia facta sunt. Qui propter nos homines et propter nostram salutem descendit de caelis. Et incarnatus est de Spiritu Sancto ex Maria Virgine, et homo factus est. Crucifixus etiam pro nobis sub Pontio Pilato, passus et sepultus est, et resurrexit tertia die, secundum Scripturas, et ascendit in caelum, sedet ad dexteram Patris. Et iterum venturus est cum gloria, iudicare vivos et mortuos, cuius regni non erit finis.

Et in Spiritum Sanctum, Dominum et vivificantem, qui ex Patre (Filioque) procedit. Qui cum Patre et Filio simul adoratur et conglorificatur: qui locutus est per prophetas. Et unam, sanctam, catholicam et apostolicam Ecclesiam. Confiteor unum baptisma in remissionem peccatorum. Et expecto resurrectionem mortuorum, et vitam venturi saeculi. Amen.


翻訳はさまざまですが

わたしは信じます。唯一の神、
全能の父、
天と地、
見えるもの、見えないもの、すべてのものの造り主を。
わたしは信じます。唯一の主イエス・キリストを。
主は神のひとり子、
すべてに先立って父より生まれ、
神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神、
造られることなく生まれ、父と一体。
すべては主によって造られました。
主は、わたしたち人類のため、
わたしたちの救いのために天からくだり、
聖霊によって、おとめマリアよりからだを受け、
人となられました。
ポンティオ・ピラトのもとで、わたしたちのために十字架につけられ、
苦しみを受け、葬られ、
聖書にあるとおり三日目に復活し、
天に昇り、父の右の座に着いておられます。
主は、生者(せいしゃ)と死者を裁くために栄光のうちに再び来られます。
その国は終わることがありません。
わたしは信じます。主であり、いのちの与え主である聖霊を。
聖霊は、父と子から出て、
父と子とともに礼拝され、栄光を受け、
また預言者をとおして語られました。
わたしは、聖なる、普遍の、使徒的、唯一の教会を信じます。
罪のゆるしをもたらす唯一の洗礼を認め、
死者の復活と
来世のいのちを待ち望みます。
アーメン。

ただ、同義同語反復も格変化があるので
Deum de Deo, Lumen de Lumine, Deum verum de Deo vero,
であることには注目

われわれ日本語を母語をしている者たちにとって、あるいは非ラテン系言語による翻訳からの翻訳による認識の齟齬を意識しておく必要がありそうです

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  1. 2008/11/11(火) 10:40:32|
  2. 交感神経日記
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重力 その15 海嘯

「わたし自身がここにあることを告げながら、わたし自身ではないもの」と「わたし自身」は同じ名で呼ばれる

というのハイデガーの「存在と時間」の一部(中央公論世界の名著103ページ以下)をパラフレーズすると上記のようになるのかなあ

あるいは「その語によっては示し得ないものを、その語によって示す他ない」場合、それを受けいれる(保留つきで)という行為は語の記号としての機能不全性を認識しつつ、その語を用いる…ということでしょう

だとすると…
そうよばれ、そのことによって自らを拘束的に規定する行為の淵源としての生命と、それをつねに逸脱し推移してゆく生命とが同じ名で呼ばれ、その呼ばれることを根拠に思考されることは…思考という判断の根拠にされるということは正当なことではない…ともいえるだろうか



すぎしことすぎゆく雲の街にたかく白に極みぬ昼遠きうみ
流砂まちの底辺(そこえ)に過ぎぬ爪先はほのかに赤むくちにふくめば
顔をふかく髪に埋めゆくうち深き水の底より霧わきおこる
聴く鼓動の背に烈しくもふるえきたりやがて絶えゆくことのかなしみ
髪乱れ海藻を纏ううでにつよくいだきしめゆく海の鎮めは

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  1. 2008/11/07(金) 01:05:51|
  2. 交感神経日記
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metalic rain その1

イメージ…は言葉を超えてゆくんだもん
と、いってもねえ…

思考は自分のもとにとりもどさないと混迷してゆくし、散乱する水晶のビーズをつないでゆくのは、自分自身からの…自身への問いなおしだから

わーい♪
秋…そして冬だあ
コートの季節.マフラーの季節.手袋の季節だよ♪
ぼくたちは…もっと悪くなろう




いま枯れ葉は刃物のよう裂かれる空気は震え、水…ゼリーに
闇を着るドライフラワーは匂いを濃くしその刺にいま霧は凝って
血と臙脂に目許を染めるその筆をくちにふくんでそっと濡らして
床は秋に冷えているからゆびさきをしなわせながらあるくの素足で
硬い硬いどこまでも硬くなってゆくからだひざをかかえる部屋の隅いま

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  1. 2008/11/05(水) 05:51:03|
  2. 交感神経日記
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水のあやなみ Ⅱの28

「ぼくたちの世界は…無数の項が積分を繰り返され、同時に微分されて構造が決定され流動してゆく世界で…」
「……」
女性は無言のまま、ぼくの背に胸を押し当てていた.そして肩を噛み、声をたてずに笑った
「あの日からあなたが消えた…あの世界から、突然」
「そう…そこで記憶は途絶えている.浅緑の水.潮騒…雨の記憶ののちに」
「途絶えた…そう突然、反応が消えたの.ひどい冗談のように」
「記憶はほとんど…こどもの時に溺れた記憶と重なって、分けられなくなってしまった」
コートは湿っていたのだろうか
その重さは袖に及んで、ぼくの動作を重くしていた.砂を足が踏んでいた.廃墟…コンクリートの表面のいくつもの雨のしみ
そのしみが文字のようで、ぼくはそこに意味を読み取ろうとしていた

背後からぼくを抱きしめている女性の手に力がこもった
いま、窓の外には都市のビルが、真昼の…光の散乱のためにどこか微かに濁った靄のひろがりのようで、そのさきにうすあおく山が見えている

…あ
おもわず声がもれた
…きみは?きみはどうしてここに?
「聞かないで…」
と女性は言った

「晴れた日の午後だった.わたしはあなたの家に行ったの.手紙と新聞がポストからあふれてこぼれていた…2階のベランダでは植物が乾いていた」

ぼくの目は、大きいバスタブをとらえていた.白の琺瑯…でもかすかに青磁色でもある.蛇口は真鍮の脚からたちあがり、口をひらいた獅子のかたちをしている.左右に一対.シャワーは燻された金色で、ヒマワリのようなかたちをしている

「わたしがいま、こうして抱きしめているのは誰なの…こうしているわたしは…わたしなの?」
「あの世界のぼくでもなく、あの世界のきみでもないとしても、このふたりは他者と他者として向かいあい、言葉を…そう…言葉をかわしているし…互いを感覚している…変移し移りゆくものとしてのお互いを」
「そう…思い出した…わたし、あたたかな水に浸かりたかったのだわ」

女性は腕をほどいてバスタブにあゆみ、蛇口のコックをひねった
水が泉からあふれるように流れ出した

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  1. 2008/11/05(水) 05:38:25|
  2. ダークファンタジー
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曖昧に関するメモ

曖昧なものを曖昧なままに取り扱うことに関するメモ

あるいは、非明晰のこころみ.あるいは諸明晰のあいだに広がる断絶そのものに充ちている諸事象
さらにいえば明晰はその明晰ゆえに無意味にすら傾く.シニフィエの見失われとして

ゆえに弾性としての、領域相互浸透としての曖昧さは保持されなければならない

語とその気圏のもたらすものとしてのニュアンスが生じるのは、語と語の指し示す空隙をベクトル…ベクトルとベクトルが重ねあわされて…うめてゆこうとするからでもある

過度の色彩の混色は濁る.それと同じように長い文章は明晰を増すために用いられつつ…曖昧を消去しようと働きつつ…いくつものものを死体にかえてゆく.生命であり混沌であるものの死がもたらされる

あわいの、そのうちの推移を感覚しつづけること

ゴルギアスの下記の言葉
(事象の言語による表現の困難あるいは不可能に関する)
「われわれは事物を知りえないし、また知りえたとしても言葉にあらわすことはできないだろう.なぜなら事物は言葉ではないのだし、それにだれも(そのことばによって)他人と同じものを思い浮かべるわけではないからである」

パラフレーズという伝言ゲームの中に、失われてゆくものと同時に、そのリフレクション…反射照応において…あらたに…本質にかかわる…かもしれない含有として…析出し顕現するものもある
併記の可能性である
これは互いに異なる行列がひとつの収斂に到達する可能性.漸近し一部は交叉する可能性でもある
向かいあうことのまねく錯視ではなく、並列してひとつのものを見ることによって互いの差異を認識することの可能性である

光が光源によってのみ語られるものではないことにも注意
光によって満たされる空間は、連続性と非同一をつねに保持し、そこに現実存在を、あるいはシニフィエをシニフィエとして保持する

サピア.ウォーフ仮説にも注意しておくこと

おなかすいたあ

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  1. 2008/11/03(月) 08:59:29|
  2. 交感神経日記
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Gothic の誘惑



うわあ…

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  1. 2008/11/02(日) 21:35:19|
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