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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

キアスム Ⅱの5

きよきぬぎぬの乱れ生絹にくくりゆく黒髪の初夏緑充ちる翳
竹撓む濃色の香に五月雨の響く虚ろに渇く内闇
白の花黄の花を揺らし駆けゆく朝散り交う草の種子そして露
魚たちは群れて鏡の砕けるようわだつみをあゆむ幾人の死者
幾たびも途絶えゆく歌幾たびも砕けゆく水雨高り
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テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/05/25(月) 17:02:03|
  2. 交感神経日記
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キアスム Ⅱの4

すきまなくあわせあうとき胸にひそむ鼓動ふたつを重ね真昼に
ふれてゆくゆびさきに水雨林して苔緑なすセコイアの森
街にあゆむ獣たちの群れ盲目に紫をなす背の鬣(たてがみ)に
散る遺灰とおい空より降りしきるもいま声もなく濁りゆく海
大理石は漆黒に冷えよこたわるあなたのからだに白く曇る夜

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/05/24(日) 06:56:29|
  2. 交感神経日記
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キアスム Ⅱの3

ガラスの塔に閉ざされるいま螺旋する階段を登る跪きつつ
どこでもない空を旋転し墜ちてゆく天使の翼に火焔の黒く
背を包む灰色の服まるく手に触れつつ満ちる胸と黒髪と
暗渠に水澄み渡るとき魚たちも乳白に澄むこの街の雨季
跫音もなく素足ふみゆく朽ち葉黒み林の道の続く何処まで

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/05/21(木) 09:44:15|
  2. 交感神経日記
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キアスム Ⅱの2

淵よりたちのぼる幻樹その内側よりぼくたちは触れ額づき祈り
刹那触れ拒み受け入れ過去の夏の雲空間は轟音に充ちつくし
廃院の窓の硝子におしあてるあなたの頬は白く汗にぬれ
鳥たちの群れその翳もう顔を上げることはできない街に風なく
川に沈むこともできない空たちの時なき時に吸われふたりは

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/05/20(水) 06:35:07|
  2. 交感神経日記
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キアスム Ⅱの1

キアスム Ⅱ

何故 ⅡなのかというとⅠがあるからです(多分どこかに)

単純論理言語ってあるでしょう F( ) やVや&や→
表現の解析にたちもどって使うと面白いです

雨と光のつらぬいてゆくいくつもの層そのような若葉目を閉じ
きみの掴むぼくの手首の影は暗く青その皮膚に触れていること
音とともに破砕する玻璃鋭くもぼくたちの肉を満たし刺しあう
蔦のびゆかぬ蔓ゆるやかに響き崩壊をその葉待つ初夏の風重く
洗礼のように雨の中を歩くこと互いの境界に崩れあうぼくたち

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/05/19(火) 11:08:43|
  2. 交感神経日記
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metalic rain その20

樹木、霧、チタンの粒子を含み流れ、草たちの種子、遷移する川
かつて雪はその大気に析出しすべて灰に暗くするそれを溶かす川
裂けてゆく雲、群青の空都市の白樺、見上げれば空を閉じてゆく雲
内側の雨、水晶も水につつまれて高みより降りくるか闇立ち上る雲
野の川空の風響きあうぼくたちの空虚 草の匂いにみちて 貫け 雨
ぼくの不在白くなったあなたの髪その夜の黒 水銀灯に散る金属の雨

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  1. 2009/05/15(金) 07:04:28|
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