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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

キアスム Ⅱの10

いま内側に指霧に濡れ黒くたつ樹木あゆみゆくみずうみの底
きみからこぼれた樹脂硬く辟解し光は軋む眩いまばゆく
押し殺されてゆく叫び腕の下に海のその揺れも抑えがたくて
触れて麦の芒の鋭く傷む内側に結晶してゆくふたりの死の棘
都市に人流れて暗く魚の匂いまざりあう草雨の匂いも


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テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/07/26(日) 06:39:41|
  2. 交感神経日記
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父の夢

父が、刃の部分を白く塗った長柄の洋斧を手にしていた
梅あるいは百日紅の老木を切り倒すつもりらしく、阻止しようとしたぼくに、狂気を白く光らせた笑顔を向けてきた
その斧は、ぼくの右肩に振り下ろされて骨を砕き肺に
及ぶことはあらかじめ定められているだろう
庭には低い角度の光がさしこみ、雨後、すべてが鮮やかに澄んで見えている

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/07/20(月) 17:11:44|
  2. 交感神経日記
  3. | トラックバック:0
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遠い光 その1

見ているのは雨なのかいま明滅する信号機に白く線は流れ
呼ぶ声はないゆっくり暗くなる廊下にたちこめる微粒子の…人
傘をひらくこともわすれ見上げている空かたわらを過ぎてゆく人
白い光すべての闇を逐いつくしどこにもうつりゆかない真昼
ヘモグロビンいまうちがわに赤く尖りさざめき流れ暗く肉の色
木々たちは病み巣食う蟲の歓喜の声聞こえる朝の霧は紫
疾駆乾き道の冬遠く陽炎に倒れ微笑み息絶えるまで
うつぶせに倒れて眠ることもできずいつまでもただあるくその夏
激痛の叫びを鎖し宙に浮く鉛の龍のもがく曇り空
鬩ぎあうも海は凪ぎつつ光低く灰色となる断崖の上


眠たい…おなかすいた…

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/07/05(日) 09:23:40|
  2. 交感神経日記
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キアスム Ⅱの9

拒絶である域指に硬く空を覆いいま包むべき胸などもなく
唯翼のみの翼たち暗く青み罅割れて聞こえないその羽の音
闇にいま目は見開かれ口はもう歌うことのないその賛美歌
おまえはいま歩き続けねばならない道の乾きに草は揺れながら
待つ雨はくることもなく砂の道のさきには海辿りつけなく

海もよいけれど、深くてゆっくり流れる川で泳ぎたい気が

でも、夜のプールでもいいや

ちなみに古式泳法ちょっとだけできます

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/07/04(土) 08:06:43|
  2. 交感神経日記
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