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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

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奪うもの


「奪うもの」

奪うものとしての雨の静かさ暮れてゆく光の沈む都市の暗渠に

魚たちの目はひらかれて映しゆく死者たちの貌その横顔も

ほの緑しつつ初夏木漏れ日も水底ふかく揺れるその日に

帰るべき家などもなく遠いまちの路樹ゆきすぎるひとたちの背に

夏の日の光の記憶孕む熱も樹木たちの葉もいまは凍えて

深みゆくわたつみの青そのうえを声なく渡る灰の鳥たち

憩うべき岸辺もなしに漕ぎいだす小舟に水の夕暮れに澄み

腕につつむひとつのからだであるきみの胸にひろがる空の高みを

息たちは夜に放たれ低く這っていま獣めくふたりぼくらの

髪こそは深紫に光りつつ夜に融けあう闇の深さに

さまよいつつもとめあう指そのさきより浸しゆく静寂は乱れ

乱れゆく息嘯に胸揺らぎつつ絡めあう四肢けれどいまは

触れるべきゆびなどはなく彫像のまなざしの向く窓秋の日に

散り交うは桜紅葉の光散るひとなき街の舗道に憑くか

たましいはかたわらに寄りささやくは遠い日のこと春の日の夢

うつつともゆめとも知らぬまどろみの深くあたたかく陽ざしはゆれつつ

なつかしむその日その日のつかのまの穏やかに過ぎ眠るごときを

父母も遠くさりゆくいまはすでに安息はなく夜に惑えば

虫たちの声も細みて草の葉に露結びゆき永遠の夜

踏切に最終列車のゆきすぎて声なくわたる幾つもの影
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テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/11/22(火) 00:58:17|
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球体の夢

bubble

フォトショとペインターで作ってみました

夕暮れの近所の公園です

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/11/15(火) 06:37:17|
  2. 交感神経日記
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