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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

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残るもの

残るもの残されたもの日々に乾きのどにはひかる一粒の砂

闇の水鮮やかに澄みゆびさきより垂れゆく雫…うける唇

水滴におおわれてゆく壁のあかくよりそうきみの髪のぬばたま

鎮めゆく砂 水底の魚たちのすべてを見つつ眼はみひらかれ

抱く腕の求めあいつつ薄明に揺れている草…醒めぬ眠りに

深く埋め都市はたちあがる不意にひとは聞くだろうその息のひとつを

はじけてゆく泡の幽けく深き底よりあなたの頬に頬をそわせれば

春の草の匂い萌えたちよこたわる四肢力なく重く目を閉じ

重ねあう肌と肉とを骨と血を闇と光をそして霊とを

ひとりでありひとりではなく遷しあう意識の終にかよう常世に

かつてそこは路地だったけれどいまは陽にあかるむ真昼ひとたちの声

かたることかたられること終にやまず永遠を抱き高みゆく歌

うねる水を抱くようにして逃れゆく水あたたかにきみという魚

匂うとき草の息づく夏の野の白雲たかく昇る静寂に

閉じる目にひらく唇冷えゆくも閉ざされた部屋の曇る硝子器

玻璃の鈴透きさざめいて空にのぼる花たちの種子風などはなく

崩れてゆく都市をやがては見るのだろう鳥たちの群れに風あたたかく

きみの髪のやわらかくゆれ雲は低く丘にむかえばそこにある過去

なつかしいひとたちはいまもそこにいる陽にあたたかな永遠の町

水は空ときみの内側にみちるからうつむいて聴く深い流れを
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  1. 2012/04/25(水) 06:25:13|
  2. 短歌
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