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あやしく意味不明のダークファンタジー&SF。 一応健全(?)

たとえば

巨大な魚の銀 波に打たれ砂にまみれて月に聴く歌の終わり
空をゆく帆船こどもたちは眼暗く澄み雲海原のやわらかく青い翳
夜鷹群れずに眠りあたたかく頬そしてかいな あしは水辺に
鉛の白熱帯の夏樹木香り鋭く降りそそぐあかるい水の高く
舗道は水に満ちていくつもの月を映しているからあゆむきみ

たとえば、これを定形(5~6音と7~8音の定形&非古典文語)におさめてゆくと

銀の魚の波打ち際に砂にまみれ月光は冴え終わるその歌
空に浮かび帆は風にみち逝く子たちの瞳の深く紫に澄む
夜鷹たちは離れつつ飛ぶ夕暮の眠りに添えばあたたかな四肢
見上げれば夏の雨来る樹上高く鉛華の白も香りたつまで
過ぎた雨に舗道は濡れて映す月は幾つもに散るきみのあゆみに

もちろん文語化もできて

魚は銀にみぎわにうたれ砂づくも月冴えゆきぬ歌終ゆるころ
帆船ゆ風にみちゆき逝く子らの瞳は澄みぬ空の茜に
夜鷹離(か)れ過ぎゆきしのち葦の原に寄せあはむ身のあたたかきゆふ
香りたち冴え冴えとさゆ夏の木々の水降りくる肌の白くも
水みちる雨すぎみちの空を映しぬあゆみに月の光乱れて




にゃー おさまりはよいけどつまんないのと、表象として有機的に長すぎるんです(助詞の存在が結構問題)
長すぎる…ということを説明するのちょっと大変なのですが、長くなる分だけ「詩」から遠ざかる気がいまはしていて

詩の言葉は「裂ける」あるいは「裂けてゆこうとする」んです(←偏った考え方)
そのベクトルをまるめて統合してしまうと、言葉のなにかが死にます

そのなにかを殺さなければ、散文でも「詩」が成り立ちます

次は 例題に拡張子をつけてお眼にかけますね


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テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

  1. 2007/12/12(水) 01:46:34|
  2. 交感神経日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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